高崎経済大学の大学生の財布に優しくお腹を満たすメニューを2世代にわたって提供し続けている「からさき食堂」。オーソドックスな定食メニューの中でひときわ目立つオリジナル料理「白い恋人」の作り方を、2代目店主の大山瑞枝さに教えてもらったぞ!
① “普通のホワイトソース”をつくる
バターを溶かし、みじん切りした玉ねぎと小麦粉を入れて炒め、牛乳でのばした「いたって普通のホワイトソース」(瑞枝さん)をつくる。なお、からさき食堂の場合は提供までのスピード優先のため事前にソースを作っておき、注文が入るごとに塩と胡椒で味付けする。
② 学生のことを思いながら肉と玉ねぎを炒める
一般的なオムライスは鶏肉だが、からさき食堂の「白い恋人」では豚肉を使用。なおからさき食堂では、腹ペコ学生のことを思いながら炒めている。手際よく炒めるのがポイントだ。
③ 糖質制限ブームをあざ笑うかのようにどっさりライスを投入
豚肉と玉ねぎの中に、どんぶり一杯分ぐらいのライスをどーんと投入し、引き続き炒める。「普通盛りですよ」と2代目・瑞枝さんは言うが、どう見ても普通以上の盛りである。
④ 味付けは勢いで!
塩、胡椒、ケチャップでライスに味付け。分量を正確に測る必要などないので、自分好みの量で。なお2代目・瑞枝さんは胡椒の缶の底を掌底で一突き。
⑤ オムライスをつくる
別のフライパンに薄焼き卵を準備。よきタイミングで味付けしたポークライスをぶち込む。ご飯の量が多いので包むというより、上に乗せる感じで
⑥ フライパンごとひっくり返してお皿に盛り付け
失敗が許されない盛り付け作業。しかし卵が破れる、ライスがはみ出るといったくらいのミスは気にしないのが得策だ。手際よく、迷わずやる。一瞬の躊躇で形を大きく崩してしまう可能性あり
⑦ 最後に普通のホワイトソースをかける
普通のホワイトソースをオムライスの上からかける。ヒタヒタになるほどぶっかけるのが理想的。
⑧ 完成
お皿からこぼれそうなホワイトソースオムライス「白い恋人」の出来上がり。目分量でたっぷり入った塩胡椒も、ホワイトソースで中和されて実にマイルド。大ボリュームでも抵抗なく食べられるぞ!