松島軒懐かしの黄色いカレー

絶メシレシピ

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昭和が香る松島軒の黄色いカレーに感銘を受けた絶メシ調査隊。自宅でも再現できないものかと考え、店主の木内さんに代々伝わるレシピを教えてもらった。しかし、それぞれの材料の分量は企業秘密。どうしたらあの色合いのカレーができるのか。ライター高柳がレシピを再現してみた!

<材料はこちら>

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使う材料はいたってシンプル。S&Bの赤缶(カレー粉)、ラード、小麦粉、食塩、鶏ガラスープの素、豚ヒレ肉、玉ねぎ、以上

ということで、いざ調理!

① ラードを投入

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まずはカレー鍋にラードを入れ、強火で熱します。分量がわからないので、今回は丸ごと1本(200グラム)を使用しました。固形状のラードが液体となり、グツグツといい出すまで火をかけましょう。

② 続いて小麦粉投入

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ここで小麦粉を投入します。ここも分量がわからないので150gほど入れてみます。小麦粉の粉なっぽさを飛ばすため、ラードで炒めていきます。

③ ひたすら混ぜます

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小麦粉を鍋に入れたら中火に。焦げてしまわないようにシャモジを使ってグルグルかき回します。パチパチと小麦が熱せられて、弾けるので火傷に注意したいところですね

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20分ほど熱すると、写真のようにキツネ色に変化してきました。匂いもすごく香ばしくなってきます

④ いよいよカレー粉を入れます

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ここで王道ともいえるS&Bの赤缶を投入します。どれくらい入れればいいかがわからないので、どうしたものかと困りましたが、とりあえず全部入れちゃいましょう!

写真ライター高柳

「カレーの香りがイイ感じに漂ってきましたが、色が普通のカレーになってしまった……」

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使っている材料と火にかける時間は合っているハズなのに、全然黄色くない……

ということで木内さんに電話してみます。

写真ライター高柳

「木内さん、すいません! 教えてもらったヒントをもとに再現してみたんですが、普通のカレールーができてしまいました。 松島軒さんのカレーのように黄色くするためのヒントをもう少し教えてもらえないでしょうか?」

写真木内さん

「えー、ヒントですか。じゃあひとつだけ。小麦粉とラードは同量ですよ」

写真ライター高柳

「あざっす!」

つーことで、ラードに対して小麦粉が少なかったことが判明。大きいサイズの小麦粉を買い足して再チャレンジです!

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①&② ラードを十分熱した後、小麦粉を同量加えていきます

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今度は小麦粉マシマシ

③ ひたすら混ぜます

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小麦粉の量が多いためか、さっきよりも白い

写真ライター高柳

「さきほどと同じように中火でじっくり熱していきました。今回は小麦粉の量が多かったので、30分ほど火にかけています。すると、さっきよりもだいぶ白い状態で小麦粉を香ばしく炒めることができました!」

④ カレー粉を投入

小麦粉を焦がさず、白さを保った状態でカレー粉を入れる。しかもちょっとずつ…

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さきほどはカレー粉を多く入れすぎてしまったことも色味に影響したに違いない。今回はちょっとずつカレー粉を入れて様子を見ました

⑤ 色を見ながら調節

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おっ! イイ感じに色がついてきたぞ。量にして、30gほどを入れてみました

そして混ぜるとこんな色に

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黄色いカレールーが完成。

一回目と二回目の差は歴然

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1回目のルー(右)はいかにもカレー然としていますが、2回目に作ったカレールー(左)は松島軒のカレーに非常に近い色味に仕上がっています

⑥ 具をフライパンで茹で上げます

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カレールーが出来上がったところで、今度は具材に火を通していきましょう。 一口大に切った豚のヒレ肉と玉ねぎを適量の鶏ガラスープの素と食塩を溶いた熱湯で茹でていきます

※松島軒ではラーメンにも使っている自家製スープを使用していますが、今回は市販の鶏ガラスープの素を使用しています

⑦ 先ほどの黄色いルーを投入

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イイ感じに具材に火が通ったところで、さきほど作ったカレールーを溶いていきます。適量がわからなかったため、ちょっとずつ溶かしていきました

するとこんな感じに

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松島軒のカレーは少しとろみが強かったので、ドロっとなるまでカレールーを入れてみました

どっからどうみても松島軒のカレーだ!

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この黄色い感じは、他ではそうそう見ることのできない鮮やかさ

気になるお味は?

いただきます。

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さっそく一口! パクッ

写真ライター高柳

「これは予想をはるかに超える旨さですよ! 正直、松島軒のカレーよりも粉っぽいところはあるんですが、色と味という点ではかなり再現できているかも」

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思いの外、再現度が高く完成したことに、やや戸惑いすらみせるライター高柳

いかがでしたでしょうか。松島軒の木内さんに無理を言って教えてもらった秘伝のレシピ。たしかに、かなり近い線まで再現することができました。正直、本物にかなわないけれども、自宅で楽しみながら奮闘してみるのも面白いですよ。みなさんも是非お試しあれ!

実演・文/高柳淳

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