ご主人のイイ趣味を詰め込んだ
倉賀野のジャズ喫茶「蔵人」
突如として閉店!その真相は!
高崎が誇るジャズ喫茶「蔵人」を覚えているだろうか。ジャズ&美術マニアのご主人が、長年にわたる道楽の成果を、リノベした蔵に詰め込んで営業していた渋〜いジャズ喫茶だ。なぜ過去形かというと、2019年2月に閉店してしまったから。あのナイスな空間が…残念すぎる。なぜ店を閉めることにしたのか? そしてご主人は元気なのだろうか? 後継者は? いろいろ聞きたいことは山ほどあるぞ!
(取材/絶メシ調査隊 ライター 吉田大)
お客さんが増えていたのに
閉店してしまったのはナゼ
そもそも、この店は建物も土地も根岸さんの持ち物で、今すぐ閉店する理由なんてなさそうだったのに。一体なぜこんなことになってしまったのか…。
「奥さんがジャズ道楽に愛想を尽かしたとか」
「骨董品を買いすぎて借金まみれになったって線もありえる」
「考えたくもないけど、ご病気とか」
縁起でもないことを考えながら、店の前でモジモジしていると、中からオーナーご夫妻が。
「いやいや、『えっ』じゃなくて(苦笑)」
「えっ?」(2秒ぶり本日2回目)
「営業はしていないけど、空間は維持されていると。後継者についてはどうお考えですか?」
蔵人の「今後」について
いろいろ話あってみた!
今後も後継者が現れないと、いつかはこの空間も無くなってしまう…。正直、それって高崎にとってとても損失ですよ! いずれにせよ、この空間を使った商売を発案できる方、どなたでも結構です! とにかく手を挙げてください。できれば、地元のジャズや民藝を愛する、もしくは興味があるくらいでも良い! そんな若者達の奮起に期待したいです。「蔵人のマネージャーをやってもいい」「あの店を継続できるくらいの儲けを出せる文系っぽいアイディアなら出せる」というあなた! 高崎の文化スポットを守ってみませんか?
取材・文/吉田大
撮影/今井裕治